一般的な臨床工学技士になる方法

臨床工学技士は医療業界で活躍するエンジニアで、国家資格です。臨床工学技士になるためには高等学校を卒業後に臨床工学技士を養成する教育機関で学び、所定の科目を履修して必要な知識や技術を身に付ける必要があります。その上で国家資格に合格すれば、臨床工学技士として働くことができます。高等学校卒業後の進路は、主に次の4つです。

1つ目は、大学(4年制)の臨床工学科、医用生体工学科などで学ぶ道です。

2つ目は、短大(3年制)の臨床工学科に進む道です。

3つ目は、医療系専門学校(3年または4年制)臨床工学科、医用生体工学科などで学ぶ方法です。

4つ目は、医療系国家資格養成校の専攻科(昼間は1年制、夜間は2年制)で、必要な知識と技術を学ぶ方法です。こちらは以前に医療系大学などで学び、すでに医療系の国家資格を持っている人などが対象です。たとえば、看護師などの国家資格を持っている人は、こちらの専攻科で学ぶのが早道です。

臨床工学技士になるための大学や専門学校一覧は、一般社団法人 日本臨床工学技士教育施設協議会のウェブサイトで公開されています。

上記の養成学校で必要な科目を履修した後、国家資格を受験します。国家資格ですから難易度は高いのですが、学校でしっかりと学び、必要な知識と技術を身につければ合格できます。過去の合格率も比較的高く、2023年の第36回では85.4%、2022年の第35回では80.5%、2021年の第34回では84.2%と、例年80%を超えています。